自溶合金溶射(SFA)
- Self Fluxing Alloy Spraying -
自溶合金溶射とは?
自溶合金溶射は、「フレーム溶射」+「再溶融処理」の複合技術(方法)からなり、溶射吹付後に再溶融処理(フュージング)を施すことによって、緻密で母材(素材)との密着力の高い溶射皮膜層を作ることができます。成分は、ニッケル基、ニッケルクローム基やコバルト基の合金を用い、耐摩耗性、耐食性、耐高温酸化性などに優れています。
また、再溶融処理により溶射皮膜が緻密化するので、耐腐食性も高く防食用途にも用いられます。
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フレーム溶射 -
再溶融処理(フュージング)
溶射ガンの概略図

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主な溶射材料
・NiCr系
・CoCr系
・NiCr-WC系 -
主な適用製品
<鉄鋼業向け>
・熱延ダウンコイラーロール
・ランナウトテーブルロール
・酸洗ライン各種ロール
・スクラバーブラシバックアップロール
・各種溶融金属浴向け部品